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危篤から葬儀当日、葬儀後までの流れをまとめました。
病院または自宅で看取った場合の、一般的な流れをご紹介します。いざというときに焦ってしまわないよう、確認しておきましょう。
なお、自宅で亡くなった場合でも、突然死や事故死など、誰も看取っていない状況下で亡くなった場合は、検視が必要になるので、警察の指示に従います。
病院に入院している場合、医師から危篤を告げられたら、最後に会わせてあげたい方に連絡をします。
自宅で看取ることを前提としている状況で危篤に陥った場合は、すぐに主治医へ連絡し、来てもらいます。
看取ることを想定しておらず、自宅で突然昏睡状態に陥った場合などは、すぐに救急車を手配します。
家族への連絡などで慌てがちですが、大切な人との最後の時間を大切にし、できるだけ側にいてあげましょう。
危篤を告げられてからでは時間にも心にも余裕がなくなり、冷静な判断が難しくなります。
生前から葬儀社を比較しておき、葬儀社の電話番号を登録しておくなど準備をしておきましょう。
病院で亡くなった場合、医師が臨終を確認した後、看護師がエンゼルケアなど体の処置をして、霊安室へ移動します。
病院によっては、霊安室に安置できる時間が2、3時間とわずかなので、すぐに葬儀社に連絡し、安置先へ搬送を依頼します。
自宅で亡くなった場合、主治医が臨終を確認した後、葬儀社に連絡します。
病院で亡くなった場合も、自宅で亡くなった場合も、医師から死亡診断書を受け取り、死亡届に必要事項を記入します。
葬儀社が寝台車で駆けつけ、安置先へ搬送します。
迅速な葬儀社の場合、30分ほどで駆けつけてくれます。
自宅に安置する場合、できるだけ涼しい環境が必要になります。夏はクーラーで室温を18度以下に保ち、冬は暖房の使用を控えます。
自宅に連れて帰れない場合は、安置施設を利用します。
安置場所をどこにするかは、葬儀社に搬送を依頼する際に伝えなければならないので、慌てることがないように生前から決めておきましょう。
葬儀社と打ち合わせを行います。
葬儀のスタイル(家族葬・一般葬など)や詳細を決めます。
葬儀を行う場所を斎場にするか自宅にするか決めます。
菩提寺と付き合いのある方は、菩提寺の予定も確認し、葬儀の日程を決めます。
なお、菩提寺と付き合いのない方は、葬儀社から僧侶を紹介してもうことができます。
死亡届を役所に提出します(葬儀社が代行する場合がほとんどです)。
葬儀を斎場で行う場合、安置場所から斎場に向け出棺します。
お通夜は午後6時頃から始まるのが一般的です。
僧侶へのお布施は、お通夜が始まる前に渡す場合がほとんどです。
午後7時頃、通夜料理で会食し、宿泊する方以外は帰宅します。
火葬式(直葬)、1日葬など、お通夜を執り行わない葬儀もあります。
告別式は午前10時から11時までの間に始まるのが一般的です。
喪主から会葬者へ挨拶をします。
思い出の品、愛用の品などを柩におさめ、火葬場へ向けて出棺します。
火葬に立ち会う家族や親族は、マイクロバスなどで火葬場へ移動します。
葬儀当日の流れやマナーなどは、葬儀社の担当者がサポートしてくれます。
信頼できる葬儀社であれば、はじめて喪主を務める方でも、不安なくお別れに専念することができます。
火葬炉の前で最後のお別れをし、火葬中は休憩室で待ちます。
収骨をし、骨壷へ納めます。
火葬中、または火葬後に告別式料理で会食をしながら故人を偲び、帰宅します。
自宅に戻ったら、後飾り祭壇を設置してもらい、四十九日法要まで飾ります。
・年金の手続き
・葬祭補助金の申請
・保険証の返還
・世帯主や公共料金の名義変更
・法要の準備
などを行います。
その他にも、弔電・受付のお礼、香典返し、保険の見直し、相続、遺品整理など、必要な手続きはたくさんあります。
手続きにはそれぞれ申請期限が定められています。
また、相続など専門的な知識が必要になるものも多いです。
アフターサポートが整っている葬儀社を選ぶと、葬儀後もサポートしてくれるので安心です。
菩提寺と付き合いがある方は、四十九日法要の後に、菩提所のお墓へ納骨します。
菩提寺以外の場所にお墓がある方は、一般的には四十九日法要の後に納骨しますが、気持ちの区切りがついたタイミングで納骨することもあります。