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家族葬とはどんな葬儀?
家族葬の流れ、葬儀に呼ぶ人の範囲、メリット・デメリットをわかりやすくご紹介します。
家族葬とは?
家族葬は、家族を中心に、故人に近い人のみでお見送りする葬儀のスタイルです。
友人関係、会社関係、ご近所などは呼ばず、10名〜30名ほどの小規模の葬儀です。
現在ではとてもよく選ばれている葬儀で、全体の7割が家族葬を選ぶとも言われています。
家族葬に呼ぶ人の範囲
家族葬は、ごく身近な親族を中心に、少人数に限定してお見送りします。
正式な決まりはありませんが、故人の2親等〜3親等まで呼ぶ場合が多いです。
「家族葬」という名前から、家族のみしか参列できないと誤解されがちですが、親しい友人を呼ぶことも可能です。
仕事関係の方やご近所は呼びません。
家族葬の流れ
お通夜と告別式を行う点などは一般葬の流れと同じですが、家族葬ならではの違いもあります。
家族葬の場合、訃報の書き方が違ったり、葬儀に呼ばなかった方へのフォローも必要になります。
1 葬儀社に生前相談する
家族葬の場合、一般葬などに比べしきたりや決まりごとが少なく、自由度の高い葬儀ができます。
そのため、どのように見送ってあげたいのか、ご本人はどのように見送ってほしいのかを、よく葬儀社に伝えておくことがとても大切です。
家族葬の場合は特に時間に余裕を持って、生前から事前相談をしておきましょう。
2 危篤・臨終
危篤、臨終を迎えたら、親族に連絡をします。
葬儀社に連絡し、安置場所への搬送を依頼します。
3 搬送・安置
依頼を受けた葬儀社が、自宅または安置専用の施設に安置します。
葬儀社と、家族葬の内容を打合せします。
どのように見送りたいか、斎場をどこにするか等を決めます。見積もりもしっかりと確認します。
葬儀にはお呼びしない知人や親族には、家族葬のため参列をお断りすることを訃報に明記します。
とくに親族には、電話で伝えるのが誤解もなくおすすめの方法です。
十分な配慮が必要なので、葬儀社のアドバイスをもらいながら、誤解の無いよう伝えましょう。
5 お通夜
ごく親しい方だけで、故人との最後の時間をゆっくり過ごします。
棺を囲み、皆で料理を召し上がりながら故人を偲んだり、家族葬の通夜のスタイルは様々です。
まるで我が家で過ごしているかのような、一軒家風の斎場や、1日1組貸切の斎場、宿泊できる斎場もあります。
6 告別式
思い出の品や愛用の品、お手紙などを棺に入れ、最後お別れをします。
火葬、収骨をし、自宅へ戻ります。
7 葬儀後の手続き
家族葬にお呼びしなかった方々へはがきを送り、家族葬を終えた報告を行います。
四十九日法要の後や年末の喪中はがきでお知らせするなど、お知らせする時期は状況に合わせて調整します。
8 自宅への弔問客の対応
家族葬が終わってから、参列できなかった方々が自宅へ弔問に訪れる場合があるため、おもてなしが必要になります。
お香典をいただいた場合は、香典返しと返礼品を用意します。
家族葬の費用は安い?
家族葬の場合、参列人数が少ないため、返礼品や料理にかかる費用が安くなります。
しかしながら、香典をいただくことも少なくなるため、実際の負担額が安くなるとは限りません。
葬儀社に相談すると、参列予定の人数に合わせて無料見積もりをだしてくれるため、家族葬の費用がいくらになるのかすぐにわかりますよ。
家族葬のメリットとデメリット
家族葬のメリット
- 親しい人だけでゆっくりお別れの時間を過ごせる
一般葬など大勢の方が参列される葬儀よりも、故人と過ごす時間が長くとれます。挨拶、おもてなしなどに追われる心配がありません。 - 葬儀の内容を自由に選べる
家族葬には決まった流れやしきたりが少ないため、どのように送ってあげたいか自由に考えて、故人に合った葬儀にすることができます。 - 葬儀費用をおさえられる
家族葬では、参列する人が少ない分、香典返しや返礼品、料理などにかかる費用を抑えることができます。
ただし、いただく香典の金額も少なくなるため、最終的に支払う金額が必ず安くなるとは限りません。 - 料理、返礼品をどうするか選べる
一般的な葬儀では、参列者に料理や返礼品を用意しますが、家族葬では用意しない場合もあります。料理は馴染みのお店に言って食事する、香典を受け取らず返礼品を用意しない、といった選択ができます。
家族葬のデメリット
- 葬儀後の弔問客の対応
家族葬にお呼びしなかった方が後日自宅へ弔問に訪れた場合、その都度一人ひとりおもてなしが必要になります。
大勢の方が参列する一般葬の場合、その場でお別れをしていただくことができ、ご挨拶もできます。
故人が現役でお仕事をされていたり、交友関係が幅広いなど、大勢の方が訪れると予想される場合は、家族葬よりも一般葬を選ぶほうが良いでしょう。 - 香典の金額が少ない
いただいた香典の金額により、最終的に支払う(負担する)金額が変わってきます。
家族葬の場合、参列者が少なかったり、香典の受取りを辞退することで、香典でまかなえる金額が少なくなります。
予想されるおおよその負担金額は、葬儀社への事前相談で知ることができます。 - 呼ばなかった方への心配りが必要
家族葬に呼ばなかった親族や知人が、「なぜ呼んでくれなかったのか」「最後のお別れをしたかった」など、悲しい思いをされることがあります。そのため、故人の意思で家族葬を執り行ったことをしっかりと伝えるなど、誤解の無いよう心配りをする必要があります。
家族葬と一般葬との違いは?
家族葬と一般葬では、お呼びする人の範囲が違います。
一般葬では、親族の他に、会社関係、交友関係、ご近所の方など、幅広い範囲の方をお呼びします。
家族葬では、ごく近い関係の家族を中心に参列し、その他の方はお呼びしません。
家族葬と密葬との違いは?
家族葬と密葬のどちらも近しい人のみで見送る葬儀のスタイルです。
混同しがちですが、密葬では、後日にあらためて社葬やお別れ会などを行うことを前提としています。
家族葬におすすめの葬儀社
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家族葬を検討している方は、まず資料請求からはじめることをおすすめします。